「雪っこ」が出荷を迎えました

新酒にかける想い
待ちに待った雪っこの出荷を迎えた酔仙酒造。
新酒にかける酔仙酒造の熱い想いを伺うべく、SINAP が金野靖彦社長と製造部の金野泰明氏にインタビューをしてきました。
— まちにまった、新酒の出荷になりますが、今の率直な感想をお願いします。
金野靖彦社長 私たちが商品をものすごく愛しているということを改めて認識しました。ゼロからのスタートという事もありますし、本当にたくさんの方が支援してくれてできたお酒ということもあります。
また、みんな本当によくやってくれたと思います。今回できたお酒に関してほぼ満点の出来だといえます。
— 復興の原動力となったものはなんでしょうか。
金野社長 酔仙の復興を願うお客様からの声です。それ以外にはありません。直接ではなくても、「やれよ、やってるな」という声を感じる事ができました。
陸前高田市役所や大船渡市役所にいったときに直接声をかけて頂くこともありました。
— いつもと勝手の違う施設での新酒製造になったわけですが、酔仙酒造として譲れなかった部分はどうですか。
製造部 金野泰明氏 「酔仙」の人間でお酒をつくるということです。そうでないと、「酔仙」のお酒にはなりません。

— 酔仙のお客様やファンの声で印象にのこっているものはなんですか。
金野社長 たくさんの方らから励ましの声やお手紙をいただいて、本当にありがたくおもっています。
なかには酔仙のお酒を一度飲んで頂いたことがあるというだけで心配して下さった方もいました。そういう小さな縁で声をかけていただけると、「自分たちだけで頑張っているのではない。支えてくれる方がたくさんいるんだ。」と感じることができ、すごく力強いです。
— 同じ酒造メーカーの方からの支援も大きかったと伺っています。
金野泰明氏 私が以前努めていた埼玉の酒蔵から、お米を蒸す為の甑(こしき)をいただける事になったのですが、見に行った時には持って帰ってこれなかったんです。そしたら、数日後トラックを借りて埼玉からここまで届けてくれました。そこまでしてくれた事が本当に嬉しかったです。
あとは、洗米機がうまく動かなくて悩んでいる時に、以前から交流のある八幡平の「わしの尾」さんからTwitter上で呼びかけて頂いたことがきっかけで、以前の酔仙で利用していたものと同じタイプの洗米機を頂きました。
金野社長 特に、ここ千厩の施設を貸して下さった「岩手銘醸」さんの支援は感謝するしかないです。しかも、同じ場所に酒造免許が2つは降りないので、私達に貸す前にいちどこの場所の酒造免許を引き上げて下さった。そこまで心遣いしてくれるというのは本当にありがたいです。
その後もいろいろな場面で私たちへの配慮をかかさないでいてくれて、私達を支援することで名前を売りたいとか、そういうものが微塵もなくて、本当に心から支援頂けているのだなと感じています。
— 「雪っこ」が発売になったばかりで気が早いかも知れませんが、今後の醸造の予定をお聞かせください。
金野社長 まずは「雪っこ」の仕込みを続けていきます。そして、新年をお祝いするお酒、本醸造生原酒「初酒槽」の出荷を予定しております。
もちろん、純米酒や本醸造酒も造っていきたいのですが、そちらの予定はまだ決まっておりません。
— Twitterでもファンの方からたくさん声がよせられていますが、ファンの方に一言おねがいします。
金野泰明氏 被災した企業だからというわけではなくて、本当に美味しいお酒だからということで「雪っこ」を応援してもらいたいです。
— 最後に、今回出荷する「雪っこ」はどんな方に飲んでもらいたいですか。
金野社長 たくさんの方に広く飲んでもらいたいです。牛乳で割るなど、飲み方によって、非常にやさしいのみやすいお酒になります。実はこの飲み方もお客様から教わった飲み方ですが、そうやって新しい飲み方などをみつけて幅広い層に受け入れてもらえれば嬉しいです。
雪っこについて

現在は180ml缶のみの出荷となります。
ほんのり甘い酔いごこち 蔵で生まれた白い雪っこ
蔵で生れたての長年愛され続けた白い活性原酒。
10月から4月までの季節限定です。この季節にしか味わえない、とろりとした呑みやすい口当りとほんのりとした酔い心地をお楽しみ下さい。
おすすめの飲み方 ◎冷やして ◎ロック ○炭酸割り等
商品ラインナップ
- 雪っこ 180ml缶
- アルコール分
- 20%以上21%未満
- 甘辛・濃淡
- 濃醇・甘口
- ※活性原酒とは、酵母や酵素がまだ生きている生のお酒です。
雪っこ誕生物語
1965年、当時流行の兆しを見せ始めた活性酒。しかし当時の活性酒は、アルコール発酵に必要な米粒も十分に含まれている為、加熱殺菌せずに瓶詰めすると、二次発酵によって炭酸ガスが大量に発生し、栓が飛んだり、噴き出して手が汚れたりと、扱いづらいところがありました。それらの問題を解決しようと挑み、幾多の壁を乗り越え、出来上がったのが「雪っこ」です。
酵母や酵素は生きている生のお酒ですが、醗酵は休止している状態です。これにより、噴出してお客様の手を汚す事はなくなりました。こうして苦労して出来上がった商品ですが、ネーミングがなかなか決りません。ある日、ネーミングをどうしようかと、会議を開いているときです。なかなかいいアイディアが出てこず皆頭を悩ませていた、その時。外を見てみると、雪がチラホラ、ちらつき始めたのです。
「あっ、雪っこ降ってきた!」と誰かが発したこの言葉。この地方では、固有名詞の後に「○○っこ」とつける方言があります。
「それが、いいね」という話になり、ネーミングは「雪っこ」に決定しました。
こうして生まれた雪っこは、昭和45年の発売以来、長年愛され続けています。今では発売する秋になると「雪っこは、発売されましたか?」というお問い合わせを全国から頂戴するまでになりました。
10月から4月までの季節限定です。この季節にしか味わえない、とろりとした呑みやすい口当りとほんのりとした酔い心地をお楽しみ下さい。
雪っこのおいしい飲み方
ハッシュタグ #iwatesuisen をつけて、おすすめの飲み方や感想をツイートしてください! みんなで雪っこをおいしく飲もう!
販売方法について
雪っこの現在の出荷分につきましては数量が限られており、酒販店様・個人のお客様ともに弊社から直接販売はおこなっておりません。
また、取り扱い酒販店につきましても、流動的なためお知らせする事が難しい状況です。
ご購入を希望されるお客様はお近くの酒販店様へお問い合わせ下さい。
また、お取り扱いを希望される酒販店様、飲食店様はおつきあいされている酒類問屋様へお問い合わせ頂けますようお願いします。
皆様のご要望にお答えできず大変申し訳ございませんが、雪っこの安定供給にむけまして社員一同いっそうの努力をして参りますので、ご了承いただけますと幸いです。
安定的に供給ができるようになりましたら、販売情報等をこちらでご報告させていただく予定ですのでもうしばらくお待ちください。

