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復興の意志

みなさまへ

平素はみなさまからの心暖かい応援、ご支援、誠に有難く衷心より御礼申し上げます。

私どもは、自社の生産拠点として岩手県大船渡市に新工場建設を決定し、先日3月15日着工となりました。

震災後、約一年という短期間にここまでこぎつけることが出来ましたことは、只々皆様のお陰と痛感し、心より御礼申し上げます。

これまで私どもは、「地域の復興」と「自分たちの暮らしの再生」を目標に掲げ歩んで参りました。今後はそれらに加え「企業としての自分たちの役割」をしっかりと果たせる様、従業員一同邁進して参ります。

2012年3月16日

酔仙酒造株式会社 代表取締役社長 金野靖彦

酔仙復興への決意

ぜったいに復興する!

震災直後、瓦礫の山と化した弊社敷地を目の当たりにし、「酔仙もこれで終わりか」と、一度はそのような言葉が頭をよぎりました。

しかし、瓦礫の山から突き出した鉄骨に酔仙の樽がぶら下がっているのを見つけた時、それが単なる偶然ではなく誰かが自分たちの背中を押しているように思えました。

とあるテレビ局の記者からインタビューを受けた際、口をついて出てきた言葉は「ぜったい復興する」の一言でした。その場の勢いというものではなく、この根底にあるのは自分なりの「根性」です。

全てが無くなったのでそれで終わりにするのではなく、まずは前を向いて出来ることは全てやってやる。

そして最終的にはこの気仙の地に必ず戻ります。

酔仙が目指す復興

「美酒伝承」ひとからひとへ

震災以前、弊社構内には歴史的建物や創業当時からの品物が数多く残っておりました。そして、今回の震災でそれらの全てが失われました。

しかしながら、長い年月培われてきた弊社の酒造技術、清酒に対する想いは今でも残っております。弊社の酒造メーカーとしての役割は、清酒の製造と販売を通じ、その技術と文化を後に残すことと捉えております。

酔仙が今後、復興するにあたり目指すものは2つ。

ひとつは、良いお酒を造り、それを召し上がったお客様が良い気持ちになるよう、その技術と心をこれからもひとからひとへ伝え続けること。

もうひとつは、どんなことがあってもその役割を絶やさぬよう、日頃の危機管理を見直し、万が一への備えを万全にすることです。


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